2021年12月09日 13:24
飛騨・川上岳 その1の続き。
標高が上がり、低木と笹原の風景になりました。
ピークを迎えたドウダンツツジの紅葉と、御嶽のパノラマ。
登山道の途中から見えた槍&穂高。
なぜかこの山行中、御嶽以外の山の写真を全然撮っておらず、
槍穂の写真が写っていた写真は、この一枚のみでした。
申し分のない晴天と、汗冷えした体を温めてくれるポカポカ気温。
最高です!
休憩した尾根ポイントから1時間ほどで、ツメタ谷ルートとの合流地点に到着。
合流地点から見た、川上岳山頂。
参考コースマップによると、ここから山頂まで5分と記されていますが、
たった5分であの山頂まで行けると思えません…
今回のメインディッシュであるこの天空遊歩道を5分で突っ切るなんて勿体ない。
のんびり楽しもうではありませんか。
山頂に向かう天空の道。
ドウダンツツジの紅葉が美しいです。
山頂直下から、歩いてきた道を振り返って。
10:44
登山口から3時間弱で、川上岳山頂に到着。
ツメタ谷合流から、のんびり歩いても10分程度でした。
山頂にて荷物を降ろして休憩。
カップヨーグルトを持ってきたのにスプーンを忘れたので。
ヨーグルトのアルミフタですくって食べました、ワイルドだろぉ~?
他の登山者さんが次々と登頂し、その人達と喋るのに夢中で、
ほとんどエネルギーを摂らずに終わりました。
山頂はせっかく大パノラマだったのに、写真も撮り忘れました。
川上岳は無名な山で、誰も来ないと思って来ましたが、
平日だというのに大盛況でビックリ。
下りの看板で川上岳は三百名山だと知り、この賑わいに納得しました。
ほとんどの人は、ツメタ谷経由で登った人達でした。
私が登ってきた山之口登山口は、やはりあの酷い林道が不評で避ける人が多いようです。
ツメタ谷側も、現在は災害により通行止めで車で近くまでアクセスできず、長い林道歩きがあるそうです。
広い山頂なのに座る場所にも困るほど混んできたので、下山する事に。
山頂には40分ほど滞在できましたが、もうちょっと絶景を楽しみたかったです。
再び、最高の尾根道歩きを楽しみながら帰ります。
この注意看板で、初めて川上岳が三百名山と知りましたw
路肩が脆い片流れの細道なので、本当に谷足が取られます。
2回ほど路肩を踏み外し、手をついてしまいました。
尾根から森の中の道になる頃、爪先に異変。
ゴツゴツ岩の急な下りで爪先に負担がかかり、左右の足の人差し指が痛くて歩けなくなってきました。
靴下を脱いでみると爪下血種になっており、爪が剥がれて浮いてしまっています。
応急処置として絆創膏を重ね貼りしまくって爪を養生し、
横歩きでソロリソロリと下りました。
足を引きずりながら、なんとか、
登山口すぐのツルツル滑る丸太橋まで下りて来れました。
午後には橋は乾いており、滑りませんでした。
丸太橋から川に下りて、キンキンに冷たい川に足をドボン。
こんな事しても無駄なのでしょうが、とにかく爪が痛くて、冷やして痛みを忘れたかったのです。
13;55に、登山口にゴール。
足を引きずって横歩きだったので、下りに2時間40分もかかってしまいました。
さて、痛い爪先を癒しに、温泉に行くぞ!
林道を下り、小坂の集落を抜けて、ひめしゃがの湯にやってきました。
山頂でろくに食べられなかったので、お腹がペコペコです。
温泉のレストランで食べようと楽しみにやってきたのですが、
タッチの差でお昼の営業が終了していました…
温泉をお借りし、山歩きの疲れを癒しました。
酸っぱいニオイと鉄のニオイがする、茶褐色の温泉ですが、とにかくぬるいです。
夏なら気持ち良いですが、冬に入るには辛い温泉です。
施設前に飲泉があったので飲んでみましたが、この世のものとは思えないマズさでした。
あまりにもマズいので、逆にどんなにマズイか体験してもらいたいです。
ひめしゃがの湯の駐車場に展示されていた、かつての林鉄車両。
温泉のあとは、ギューギュー鳴る腹の虫に耐えながら帰りました。
終わり。
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